言語教育センター
Language Education Center
言語教育センター
Language Education Center
外国語教育部門
Foreign Language Education Division
日本語教育部門
Japanese Language Education Division
About LEC
名古屋大学言語教育センターは、学内共同教育研究施設として2023(令和5)年4月1日に発足しました。言語教育センターは、外国語教育部門と日本語教育部門の二部門で構成されています。言語教育センターでは、学部初年次学生を中心とした外国語(英語・初修外国語)教育および留学生を主たる対象とする日本語教育を、教養教育院や国際本部、人文学研究科等、学内関連部局と連携して実施しています。
また、学生の外国語力強化や共修推進に向け、全学的な観点から、外国語教育、日本語教育の高度化を推進するとともに、学内外における語学教育の連携など、語学教育の高度化に資する言語教育プログラムの企画を行っています。
言語教育センター長寺崎 一郎
Greeting from the Director
みなさま、初めまして。名古屋大学の教育担当副総長として、2026年度から言語教育センター長に就任しています。専門は物質の物理学の実験的研究で、理学研究科の物理学教室に所属しています。専門分野が大きく異なりますので、当センターの皆様に助けられながら運営しております。
名古屋大学では、国際的に卓越した大学を目指して、国際化に積極的に取り組んでいます。国際化を推進するには、日本人学生に海外留学を促すこと、そして、広く世界から留学生を受け入れることが必要です。
学生が海外留学をしたいと思った時、立ちふさがるのが言葉の壁です。言語教育センターでは、学生が臆することなく海外留学に挑戦できるよう、外国語教育に全力で取り組んでいます。また、名古屋大学で学ぶ留学生は、出身国も日本語学習歴も多様です。言語教育センターでは、留学生それぞれのニーズに応じて、必要な日本語能力が身に着けられるよう、万全の支援を行っています。
言語教育は、現在、曲がり角にあります。生成AIの急激な進歩によってリアルタイムでの同時翻訳がすぐそこまで来ています。街の看板・広告をスマートフォン越しに母語に翻訳すること、SNSでの短文の同時翻訳は実用レベルに達しています。このような状況で言語を学ぶ意味はどこにあるのでしょうか。私は、言語はそれを使う人々の文化の礎であり、その人々の思考の枠組を形作るものと考えます。渡邉雅子先生のご著書『論理的思考とは何か』(岩波新書)によれば、思考法は世界共通ではなく、それぞれの言語・文化と強く結びついて複数存在します。言語を学ぶことで、単純な機械翻訳を超える異文化交流が可能になるのです。
このように、外国語教育にしろ、日本語教育にしろ、言語教育は、学生が大学で学ぶにあたって欠かせない能力を養うという点で、非常に重要な役割を担っていると言えます。言語教育をより良くしていくためには、言語教育の体制強化が不可欠であり、本センターが新設されたのも、そのための方策の一つに他なりません。とはいえ、一つの組織ができることには限りがあり、同じような困難を抱える諸大学と連携し、知恵を出し合うこともまた大切です。関係諸機関の皆様方におかれましては、ぜひとも、ご協力、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
